さくら英語教室ブログ

だらだら語る。たまに連絡事項です。

英語を学び、母語を磨く

英語を学ぶ過程で、日本語への理解が深まり、日本語の運用能力が磨かれる。

 

英文を几帳面に細かく解析しながら読むのが、高校生のときの私は好きでした。(最近では批判されがちな英語の学習かもしれませんが…)

英文を細かく解析しながら、丁寧に日本語に訳していく過程で、たとえば、主述関係、修飾・被修飾関係、時制など、それまで無頓着だった言語の仕組みを意識するようになりました。さらに、英単語を知る過程で、日本語の単語への理解も深まりました。

私のなけなしの日本語力は、あの高校生のときの英語学習によって、ほんの少しはマシになったかなと思っています。

 

実際に会話などのコミュニケーションで英語を運用する場面って、これから日本でどれほど増えていくのか、私には分かりませんが、英文法の仕組みをきちんと理解することで、日本語との違いを知ることで、自分自身の日本語が磨かれる、それだけでも、英語を学ぶ意義は大きいと考えています。

特にこの時期に中3クラスで学ぶ、分詞と関係代名詞は、日本語と英語の語順の仕組みの大きな違いを理解することにより、それらを含んだ英文を読んだり、書いたりできるようになる文法項目です。

もちろん英語を使えるようになることが、授業の目標ですが、正しく英語の仕組みを理解することで、生徒たちの母語も磨かれる、そんな授業を心がけています。