輪郭線をぶっ壊せ
書店をぶらぶらしていたら(書店をぶらぶらするのが大好きです)、目に留まった本。
輪郭線のない絵って素敵だなと思いながら、思い出したこと。
それは、この世界には、そもそも輪郭線なんて存在しないということです。
はじめて気がついたのは、おそらく小学生の頃、写し絵遊びをしていたときです。
はじめは漫画の絵の上に紙を被せて、紙の上に透けた絵を紙の上に複写していたのですが、それだけでは飽き足らない。
そこで、人物の写真を複写しようとしたのですが、なかなか上手く写すことができませんでした。そのとき、はじめて、漫画の絵とは違って、この世界には本当は輪郭線なんて存在しないことに気づきました。
そんなことを思い出して、今の自分は正しく世界を見ているのか?さまざまな物事を、本当は存在しない「輪郭」つきで見過ぎていないか?世界に意味のない「輪郭線」を引いてしまっていないか?など…いろいろ自省する帰り道でした。